
婚活市場特有の女性への距離の詰め方 その1
恋愛市場でも婚活市場でも、成功と失敗の分かれ道は「お相手女性との距離の詰め方」ですね。
「デート中、女性がニコニコしていてもそれはOKということではない」をお伝えします。
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今月に入って会員さんやお相手相談所さんから数件の「交際終了」の連絡がありました。
聞けばそのすべてが「男性の距離のつめかたマチガイ」な気がして、ブログを書くことにしました。
今回は成婚する成婚しない、に大きく関わる「婚活市場特有の女性への距離の詰め方について・その1」です。
カナエさんの「交際終了理由」
3回目のデートを終えたかなえさんから、夜に一本の電話がありました。
「久喜さん、リョウタさんと急に会う気が失せてしまったんです・・交際終了にしてもいいでしょうか」と。
カナエさんは31歳、お相手のリョウタさんは33歳、お互いにIT系のお仕事をされていて趣味も合い、よいご縁のように感じていたので少し驚きました。
聞いたら、3回目のデートで
「急にエスカレーターで近づいてきて、食事中もカウンター席で距離が近いんです。さすがに触られはしないですが、なんだか距離が近いんです。しかも“今日二日酔いだから返事がしどろもどろだったらごめんね”と・・なんか、冷めてしまって帰り道『もう会いたくない!』って思ってしまったんです」
ということでした。
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男性からしてみたら寝耳に水、びっくりですよね。
でもこのような交際終了ははあるあるの話。
きっとリョウタさんからしてみたら
「かなえさんはいつも笑顔で楽しそうだし、僕に気があるに違いない。3回も会っているのだから、好き好きと言ってちょっと近づいても大丈夫だろう。近づいたら二人の気持ちもさらに近づくだろうな。」
と思っていたのかな。

男性と女性ではテンションが全然違う
このときのカナエさんの気持ちを解説します
- 「お見合いの印象も普通によかったし、ラインのやりとりも普通。初めてのデート、緊張したしちょっと疲れたけど、悪い人ではなさそう。次に誘われたから、まあ次も会ってみてもいいかな。」
- 「デートまでの間のLINEもきちんとくれる、ちゃんとしている人だな。お店選びも私の気持ちを考えて選んでくれる優しさある人だわ。」
- 「デート中、“会話を盛り上げなくちゃ”と疲れちゃう、笑顔って疲れる~。はじめはしかたないかしらね」
- 「え!?なんで近づいてくるの?私、まだ心許してるわけじゃないし、リョウタさんの気持ちだって聞いてないのになんなの?二日酔いだから会話できないって甘えないでほしいし!」
という感じです。「好き」という感情はより、まだ少し警戒心があり、気を遣って楽しんでいて、これからリョウタさんのこと知っていこうと思っていた状態でした。
このときのリョウタさんの気持ち
- 「LINEの返事も早いし、次に会おうって言ったらいいですよ、って言うしいい感触。」
- 「会話も盛り上がるし、僕の話によく笑ってくれるし、僕といると楽しいんだろうな。」
- 「彼女も僕のことを好きに違いない、ためしにちょっと近づいてみよう!」
いかがでしょう。
男性と女性ではテンションは全然違いますね。
女性が笑顔だったり会話が盛り上がったりしていたとしても、それは「あなたのことを好き」というサインではないので要注意。
「え!?あんなに楽しそうだったのになんで交際終了!?」と男性が戸惑い驚き、ショックを受けることは結構多いです。
結婚相手を探している女性は「警戒心」が強いものです。
(そこは婚活アプリとの出会いとの違いかもしれないですね)
だって
- 一生をともにする相手を選んでるのだし
- あなたの子どもを身ごもってあげて
- あなたの子どもを産んであげるのですから
そりゃ、大事に大切にされないとコワイですよ。
女性はそういう本能があるのです、警戒するのは当たり前。
ましてや、言葉より先に「近づいてくる」なんてサイテー!と思うのは当たり前。
焦りは禁物!「大切にしている」というメッセージを届けるには?
- 君のことをいいなと思っている
- 君と一緒にいると居心地がいい
という軽めの告白をしっかりして、
(押しつけないポップに真面目がポイントです。いきなり全力の「好きです!」の告白もNGですよ)
次のデートも丁寧にセッテイングして、LINEの返事も間を置かず、そうすることで「私って大切にされている」と感じて警戒心を解き心を開いていくのです。
- デートのお店を選ぶこと
- デートプランをたてること
- デート代を(多く)払うこと
- LINEの返事を間を置かず返信すること
- 洋服を気遣うこと
- 自分や家族のことをオープン話すこと
すべては女性の警戒心を解き安心させ、「大切にしている」というメッセージを届けるためです。
「大切にされてる」と感じたあとに、「じんわりあなたへの愛」が芽生えていくのが婚活女性の特徴ですね。
焦りは禁物。
焦って告白して近づいて交際終了!になるケースはとっても多いです。
結婚相談所ではそんなモッタイナイ「交際終了」にならないよう、カウンセラーがアドバイスさせていただいています。
そうそう、
女性が「大切にされている」という気持ちを感じて「じんわりあなたへの愛」が芽生えたら、近づいたって、多少洋服に手を抜いたって、多少甘えたって大丈夫なので、安心してくださいね。
※これは婚活市場女性特有の心理です。恋愛市場だとまた違います。
さて、次回は
じっくり考え過ぎて「交際終了」になったナナコさんとコウタさんのケースのお話をしたいと思います。
川崎市・武蔵小杉の結婚相談所クキマリアージュ