地味で自信がなかった私が結婚できるなんて！他社で婚活歴5年の女性が4か月半でご成婚のストーリー

夏の終わり、とても丁寧なメールをいただいてから始まったのがあきこさん（37歳）との出会いでした。

面談の日時を決め武蔵小杉のオフィスでお待ちしていると、お時間ぴったりにお見えになりました。ノーメイク、ショートカットにグレーのワンピースを着ていらして、印象的にはとても地味な感じ。そして私とあまり目線が合わない女性でした。ただ、声や仕草にかわいらしさがあり、礼儀正しさとあいまって第一印象の良い女性でした。

面談時にご状況をうかがうために簡単なアンケートをご記入いただくのですが、その文字がとても丁寧で一つ一つにしっかり考えてお答えになる様子がとても印象的で今でも覚えています。伏し目がちで目は合わなくても、結婚したいと思う気持ちや相手としっかり向き合って話したい、という前向きで誠実な印象もありました（後で分かったのですが目線が合わないのはものすごい人見知りだったからみたいです(*^^*)）

お話をうかがうと、以前結婚相談所や結婚情報サービスで婚活をされていて約5年。その間、何人かにお会いしてもうまくいかなかったそうです。理由はとても人見知りで自分のことを話せず、男性だと余計に緊張してしまいまったく楽しいデートにならないそうです。学校も職場も女性がほとんど、もちろん男性とのお付き合いの経験もなく、「こんな私が結婚できるのか」と心配と不安ばかりのようでした。結婚どころではないですよね。

これが最後の婚活

面談にいらして私とお話しし「もう少し考えてからお返事します」とお帰りになりました。また、二週間後お越しになり「ごめんなさい、もう少し考えていいですか」とまたお帰りになりました。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

クキマリアージュでは通常、面談のその日にご入会はおすすめせず、一度家に持ち帰り、他の相談所も検討していただき、それでもクキマリアージュで婚活したいと思われたらお越しくださいね、とお伝えしていますが、それでもご入会前面談は一度だけにさせていただいています。

＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

何度も入会前にお越しになるあきこさんは例外でしたが、彼女の大きな迷いと不安を感じていましたのでお会いしました。もう5年も婚活している、さぞかし傷ついたことでしょう、結婚しない人生を考えたけれどでもやっぱり結婚したい、と決断しお越しになったのでしょう。ご入会までに2か月ほど悩んで迷ってご入会されました。

あきこさんの婚活の課題

お写真撮影からプロフィール作成まで終え、いろいろお話しさせていただくうちにあきこさんの婚活の課題が見えてきました。婚活にはその人その人の様々な課題があります。たくさんの出会いがあるのになかなか結婚できないのには原因や理由があり、それとどう向き合って対策するかということがとっても大事です。

大学に合格するには自分の得意科目と苦手科目を知って対策しなくてはいけないですし、5キロダイエットすると決めたら、自分の体質や生活習慣の見直しが必要です、それと同じですね。

さて、あきこさんの課題は「会話」と「自信」です。

私があきこさんにお伝えして対策したのはこちらです。

地味でも自信がなくても結婚できる理由

とにかく「会話」が苦手なあきこさん。私との会話のキャッチボールもたどたどしく長続きしません。でも決して人に興味や関心がないわけではなく、話しだすと緊張してしどろもどろになってしまうようでした。相手が女性のわたしでも緊張してしまうのですから、ましてや男性となると緊張もひとしおでしょう。これはもう慣れしかありません！かといって、慣れるまでひたすら男性と話す！なんて体育会系みたいなことはしません。

会話とは「相手のことを知る」「自分のことを知ってもらう」という意味があります。

あきこさんは「相手のことを知る」というスキルは高かったのですが、「自分のことを知ってもらう」というスキルが低め、原因は緊張と人見知りのようでした。

緊張や人見知りはすぐには治りませんし治す必要もない（その人に慣れたら話せるのだから）ではどうするか・・

その１・お見合い＆デートの台本作り

あきこさんに「どんなお仕事ですか？」とうかがうと、「薬剤師です」・・・・・ん？それでおしまい？

あきこさんに「ご家族はどんなご家族ですか？」とうかがうと「父と母と兄と祖母です」・・・・え？それだけ？という感じの会話でした。これでは会話が弾まないですよね( ；∀；)

それで作ったのが、お見合い＆デートの台本

【仕事のこと】

・薬剤師・総合病院の薬局・夜勤がある・嬉しい時を書き出してこんな文章に↓↓

「薬剤師です。病院の調剤薬局なのですがときどき夜勤もあるんです。夜勤の時は眠気と戦っていますが、でも患者さんに「ありがとう」と感謝されると嬉しいですね」

【家族のこと】

・父・母・兄・祖母のこと、父は定年退職して囲碁に夢中・母は料理上手でコンビニでパート・兄は結婚して子どもが一人・祖母はカラオケ大好きと書き出してこんな文書に↓↓

「家族は父と母と兄と祖母です。父は昨年定年退職して囲碁クラブに週3で通っています。母はコンビニでずっとパートで働いています、とても料理上手なんです。兄は結婚して藤沢に住んでいます、3歳の甥っ子がよく遊びに来るのですがかわいくて、何でも買ってあげちゃいます。祖母は近所の友だちとカラオケ通いで楽しそうです」

という感じ。

人柄があらわれてとても素敵な会話になりますね！

【あとは自分のこと、自分の思いも書き出して伝えましょう】

子どもはたくさん遊ばせて育てたい
物欲はあまりないので無駄遣いはしないですがお金の管理は苦手です
人見知りだから慣れるまでうまく話せなくて・・

などです。相手に話して伝えないと伝わらないですからね。自分のことを話して伝えて、自己開示できたらとっても素敵な関係が構築できますよ。

一見おしゃべり上手な女性でも、「自分のことを知ってもらう」会話はできていない

会話が苦手なのは男性の専売特許と思われがちですが、意外にも女性も多いです。

一見おしゃべりで話し上手に見える女性も、実は必要なことは話せていなくて、お相手に「あなたのこと」が全く伝わっていないということもよくあります。他愛もない会話も大事ですが、婚活では「私を知ってもらう」のための会話はとても大事ですね。

台本を作って書き出してみると、自分自身のこともよく分かります。次のデートでこれを伝えよう、これを聞いてみよう、と目的のあるデートが婚活デートでは必要ですね。

その２・素敵な自分を発見

とにかく自分に自信のないあきこさん。

不器用だから仕事も家事も自信ない、
人と話すの苦手だし、
容姿にも自信ないし、
恋愛もしたことないし・・・と。

あきこさんは自分のダメなところをやたらとフォーカスしてしまう思考のクセがありました。人間というものは皆コンプレックスのカタマリです。でもコンプレックスばかり気を取られると、自信喪失してしまいますね。

あきこさんに「あなたのステキなところは？」とうかがうと「え～～そんなの一つもありません」とお答えになってびっくり！！あきこさんのステキなところは山のようにあります。

お料理上手
お裁縫が得意
誰にでも親切
人の話を丁寧に聞く姿勢がステキ
字がとってもきれい
仕草が女性らしい
気が利く
家族仲良し
華奢でスタイルがいい
声がかわいい
クスっと笑う笑顔がキュート
努力家
約束を守る
時間を守る

あきこさんにうかがいましたら、ご両親に「できないことばかり指摘され、努力して直すように」と言われて育ったそうです（親というものは良かれと思ってついつい言ってしまいがち）だから、自分には素敵なところはない、ダメなところばかり、と思っていたのですね。ダメなところばかりの人間なんていませんから。というか、ダメも良いもありません、良いところと悪いところは表裏一体、捉え方で変わりますからね。

山のようにあるあきこさんのステキなところを一緒に考えて、それも照れずにしっかりノートに記入。恥ずかしそうに照れた笑顔で書いていたのがかわいかったです(*^^*)